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【雪に隠れた草の声】
 
 
じっと待っている
 
降積もった雪の下は 冷たく凍りつきそうだけれど
 
今 僕がこの土の中でできることは
 
それ以外にない
 
 
冬に雪が降るのは ごく当たり前のことで
 
まだ見ることのできない頭上での景色は
 
あたり一面真っ白で
 
きれいな冬景色を描いていることだろう
 
 
僕はここに生まれ ここに根を張り
 
そういう運命を授かったのだ
 
 
もしかしたら 僕のまだ見ぬ地上には
 
雪掻きされ 真っ黒になった雪が覆いか被さり
 
何十センチにも積まれているのではないかと
 
たまらない気持ちにさせられるけど
 
そんな夜には
 
たとえそうであれ 僕はどんなことをしてでも
 
必ず生き抜いてみせるんだと
 
心を奮い立たせる
 
 
時間は色々なことを解決するものだ
 
そう きっと長くはない
 
晴れた日の陽差しが
 
少しずつ雪を水に変え 流し
 
眩しい光と 暖かい空気を目にするんだ
 
そして そこからが
 
僕の本当のスタートなんだ
























































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