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【電車からの過去】
 
 
人が見ていると分かっているのに
 
涙が止まらなくなってしまいそうなくらい
 
そんな悲しい時には
 
目を閉じないほうがいいって解った
 
 
目を閉じると
 
思い出す出来事がすべて涙になってしまう
 
この小さすぎる目では
 
溢れ出すそれを塞き止めておけない
 
 
目に映る様々な景色は
 
これが現実であることや
 
今も尚、時は進み続けるこの一秒一秒が
 
痛みを過去のものにしていくという事を
 
私に伝えてくれる
 
 
今日の出来事が
 
もっともっと過去の出来事に
 
できるだけ早くなればいい
 
今はそれだけ
 
 
あの駅に居た三十分前よりも
 
私は少し悲しくなくなった
























































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